ヤフオクでAllied TelesisのAT-x210-9GTを買ったので,初期設定とかでやったこととかをメモ.
マニュアルはここにあった.
コンソールを接続
初期設定のためにコンソールケーブルで接続しないといけない. コンソールターミナルにはTera Termを使った.
https://ttssh2.osdn.jp/index.html.jattssh2.osdn.jp
ターミナルの設定パラメータはマニュアルに従って
- スピード:9600
- データ:8 bit
- パリティ:none
- ストップビット:1 bit
- フロー制御:none
にした.
コンソールケーブルを持っていなかったのでAmazonで買うすることにした.
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00JPFOTOY/
を買って試してみたところ,ケーブルが良くなかったらしくてうまく通信できなかった. そこで同じくAT-x210を持っている友達に使っているコンソールケーブルを聞いて
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01F05XLDM/
を買って試してみたところ無事通信できてコンソールが表示された.
初期設定の状態ではユーザー名は manager
,パスワードは friend
初期設定
無事ターミナルに接続できたので,最低限の初期設定をしていく. コマンドモードがあるので,コマンドを実行するときはどのモードにするべきかに注意.
- 非特権EXECモード:プロンプトの末尾が
>
- 情報表示コマンドの一部のみ実行可能
- 特権EXECモード:プロンプトの末尾が
#
- すべての情報表示コマンドと実行コマンドが実行可能
- グローバルコンフィグモード:プロンプトの末尾が
(config)#
- システム全体にかかわる設定コマンドを実行するためのモード
他にもあるらしい.ということで早速設定していく.
グローバルコンフィグモードにする
まずこのコマンドで特権EXECモードにする.
>eneble
次に,グローバルコンフィグモードにする.
#configure terminal
ユーザーを作成する
(config)#username hoge privilege 15 password fuga
権限レベル15は一番強い値.今後はこのアカウントを使っていく.
ホスト名の設定
ホスト名を設定する.マニュアルより.
最大64文字。使用可能な文字は半角英数字とハイフン("-")、アンダースコア("_")のみ。半角英数字で始まり、半角英数字で終わる必要がある。
(config)# hostname piyo
実行後プロンプトに設定したホスト名が表示されるようになる.
ネットワークの設定
vlan1にIPアドレスとして例えば192.168.11.10/24を設定する.
(config)#interface vlan1 (config-if)#ip address 192.168.11.10/24
デフォルトゲートウェイも設定する.
(config-if)#exit (config)#ip route 0.0.0.0/0 192.168.11.1
SSH接続できるようにする
初期設定のままではSSHで接続できないので設定する.
まず,ホスト鍵ペアを作成する. 鍵タイプとしてRSAとDSAが選べる.今回はRSAで作成する.
(config)# crypto key generate hostkey rsa
これでSSHサーバーを起動できるようになったので,起動する.
(config)# service ssh
作成したユーザーにSSH接続を許可.
(config)# ssh server allow-users hoge
公開鍵を登録.
(config)# crypto key pubkey-chain userkey hoge
すると公開鍵を入力するプロンプトが表示されるので,登録したい公開鍵をペーストする.
設定を保存
今までの設定を起動時コンフィグとして設定する.
(config)# write memory
これで使えるLANポートに色々接続して通信できるようになった・
おわりに
とりあえずスイッチとして動いてくれるようになった.misskey インスタンスとかを動かしているサーバーを繋いだらちゃんと接続できるようになっていたので嬉しい. SSH接続できるようにもしたので設定を色々いじりやすくなったはず.コンソールケーブル壊れやすいらしいからあんまり依存したくない....
ファームウェアのアップデートはまだなのでそのうちやりたい.