友達とのマイクラ用にマイクラサーバーを立てました。 Minecraftのバージョンは1.20.4です。 サーバー構築時の手順を残しておきます。
サーバーを動かすVMの用意
VMの上で動かすことにしました。 以下のような構成にしました。 - OS: Ubuntu 22.04 - CPU: 4コア - メモリ: 2GiB - 一旦様子見で2GBで作成。今後4GiBに増やすかもしれない - ディスク: 256GiB
minecraftサーバーの構築
VMの用意が出来たのでminecraftサーバーを構築していきます。
Java 17のインストール
minecraft サーバーを動かすにはJavaが必要なのでインストールします。 1.20.4の場合はJava17が必要です。
$ sudo apt install openjdk-17-jdk
正しくインストールできたことを確認します
$ java --version openjdk 17.0.10 2024-01-16 OpenJDK Runtime Environment (build 17.0.10+7-Ubuntu-122.04.1) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 17.0.10+7-Ubuntu-122.04.1, mixed mode, sharing)
minecraft サーバーのダウンロード
最新版のサーバーは公式サイトから入手できます。
ダウンロードリンクをコピーし、wget
でダウンロードします。
$ wget <コピーしたURL>
サーバー起動のための準備
サーバーファイルの名前が分かりづらいので変更しておきます。
$ mv server.jar minecraft_server_1.20.4.jar
次のコマンドを実行することでサーバーを起動することができます。
$ java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server_1.20.4.jar nogui
このコマンドを実行すると、EULAへの同意が求められます。
eula.txt
を編集し同意します。
vim に慣れていない場合はnanoなどを使ってください。
$ vim eula.txt
- eura=false + eura=true
再び実行するとサーバーが起動します。 ネットワークの設定も必要ですがここでは省略します。 サーバーに接続できることを確認します。
tmux を使って実行する
このままだとシェルからログアウトするとサーバーが止まってしまうので、バックグラウンドで実行されるようにする必要があります。
しかし、サーバーを運用していく上で時々管理者としてコマンドを実行したい場合があるため、好きなときにフォアグラウンドに戻せることが必要です。
そのため、nohup ... &
や systemd などは今回は使わず、tmux を使って実行します。
minecraft サーバーを運用する上で必要な tmux の操作を紹介します。 tmux の詳しい使い方は以下のサイトが参考になると思います。
minecraft という名前をつけてセッションを開始
$ tmux new -s minecraft
セッション内でサーバーを起動します。 このセッション内であれば minecraft のコマンドを実行できます。
セッションから離脱
Ctrl-b
-> d
セッション一覧の確認
$ tmux ls
minecraft のセッションの再開
$ tmux a -t minecraft